【FANG+ ETF】iFreeETF FANG+(316A)を徹底解説!どんな人に向いてる?FANG+の魅力・S&P500やオルカンとの比較は?(リターン・リスク・シャープレシオ)

ポートフォリオ

2025年1月10日に東証に上場した「iFreeETF FANG+」。この新しいETF(上場投資信託)は、ビッグテック10銘柄に均等投資する「FANG+指数」に連動しています。この記事では、このETFの概要やその魅力、どのような人におすすめかについて詳しく解説します。


FANG+ ETFとは何か?

FANG+指数の概要

FANG+(ファングプラス)は、Facebook(現在のMeta)、Amazon、Netflix、Google(Alphabet)など、テクノロジーを代表する企業の頭文字から名付けられた株価指数です。この指数は以下の10銘柄を対象にしています。

  • Meta (旧Facebook)
  • Amazon
  • Netflix
  • Google (Alphabet)
  • その他の6銘柄(詳細はリバランスの項で解説)

これらの企業は、世界中の市場で圧倒的なシェアを誇り、成長性の高い新規事業への投資を積極的に行っています。これまで、この指数に連動する投資商品は投資信託のみでしたが、新たにETFとして手軽に投資が可能となりました。


FANG+ ETFの基本情報

項目内容
銘柄コード316A
運用会社大和アセットマネジメント
信託報酬(年率)0.605%

大和アセットマネジメントは、低コストで革新的な金融商品を次々と提供することで知られています。


FANG+ ETFの魅力

1. 圧倒的なパフォーマンス

FANG+指数は、2014年からのビッグテック6銘柄とS&P500の比較で、その成長率の高さを実証しています。

  • S&P500:10年間で約3倍成長
  • FANG+指数:同期間で約7倍成長

これらの企業は、市場の約25%もの時価総額を占めるなど、安定した収益基盤と成長ポテンシャルを備えています。また、莫大な研究開発費を投じてイノベーションを推進し続けています。

2. 均等加重平均でリスクを分散

通常の株価指数では時価総額に応じた加重平均が一般的ですが、FANG+指数は10銘柄すべてを均等に約10%ずつ投資しています。この仕組みにより、特定の巨大企業に依存するリスクを抑えつつ、全銘柄の成長ポテンシャルを享受できます。

3. 構成銘柄のリバランス

構成銘柄は固定6銘柄と、四半期ごとに入れ替わる4銘柄に分かれています。これにより、新陳代謝が活発で、時代に適応した銘柄選定が行われます。現在の入れ替え銘柄には、エヌビディアやブロードコムなどが含まれています。


投資信託との比較

項目投資信託ETF
信託報酬(年率)約0.7755%約0.605%
売買タイミング1日1回(基準価額で売買)リアルタイム取引が可能
最低投資金額100円から可能1口数千円から
NISA対応積立・成長枠成長枠のみ
メリット少額投資や積立が容易低コスト&柔軟な取引が可能

ETFは、リアルタイム取引が可能でコストも低いため、短期売買に向いています。一方で、初心者には少額投資が可能な投資信託も選択肢となります。


FANG+ ETFはどんな人におすすめ?

短期売買を目指す投資家

FANG+ ETFは、リアルタイム取引が可能なため、短期的な価格変動を活かして利益を狙う戦略に適しています。特に、ビッグテックのボラティリティを活用したアクティブな取引を検討している方には最適です。

リスク許容度の高い中・上級者

高いリターンが期待できる一方で、リスクも相応に高いため、リスク許容度の高い投資家に向いています。


他指数との比較

リスク・リターン評価

FANG+指数は、SP500や全世界株(オルカン)と比較して、以下のような特徴があります。

  • リターン:圧倒的に高い
  • リスク:銘柄数が少ないため高め
  • 投資効率(シャープレシオ):他指数を上回る

ただし、リスクを考慮すると、万人向けではない点に注意が必要です。


まとめ

FANG+ ETFは、ビッグテック10銘柄への均等投資を可能にする画期的なETFです。その圧倒的なパフォーマンスと成長ポテンシャルは魅力的ですが、リスクの高さから短期売買を目的とする投資家や中・上級者向けの商品と言えます。一方で、初心者には投資信託も選択肢として検討すべきです。

最後に

この記事を参考にしつつ、投資判断をする際には自身のリスク許容度や投資目的を十分に検討してください。高リターンを求める方にとって、FANG+ ETFは有力な選択肢となるでしょう。

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