【S&P500投資シミュレーション】月3万円・月5万円・月10万円で2025年はいくら資産が増えていく?過去のS&P500の騰落率を元にシミュレーション解説!

株式投資

こんにちは!今回は、「S&P500を基にした積立投資シミュレーション」をテーマにお届けします。この記事では、過去のS&P500の年間騰落率を参考にしながら、月3万円、5万円、10万円の積立金額でのシミュレーション結果を詳しく解説します。

2025年の投資計画や目標の参考になるよう、5つのシナリオ(超楽観、楽観、現実、悲観、超悲観)を基に計15種類のシミュレーションを行いました。この記事を読めば、さまざまな市況に応じた投資結果がイメージしやすくなります!


シミュレーションの前提条件

5つのシナリオと利回り

今回のシミュレーションは、以下の5つの年間騰落率に基づいて計算しました。

シナリオ年間騰落率参考年
超楽観+34.1%1995年
楽観+13.4%2012年
現実+3.5%2007年
悲観-13.0%2001年
超悲観-38.5%2008年

また、年間騰落率をさらに細分化し、月ごとの騰落率も考慮して、積立投資ならではの動きをリアルに再現しました。


各シナリオのシミュレーション結果

超悲観シナリオ(2008年:リーマンショック)

年間騰落率:-38.5%

リーマンショックの影響が色濃く反映された年です。この年の市場は、12か月中8か月がマイナス。特に9月以降は暴落が顕著で、耐性がない投資家にとっては厳しい年でした。

  • 月3万円の積立:元本36万円 → 26.3万円(損益 -9.7万円)
  • 月5万円の積立:元本60万円 → 43.9万円(損益 -16.1万円)
  • 月10万円の積立:元本120万円 → 87.8万円(損益 -32.2万円)

この結果から、積立投資でも市場全体が大きく下落すると元本割れするリスクが高いことが分かります。


悲観シナリオ(2001年:ドットコムバブル崩壊と9.11)

年間騰落率:-13.0%

この年は、ITバブルの崩壊と同時多発テロが重なり、厳しい市況が続きました。ただし、年間を通じた下落率は「超悲観」に比べれば穏やかです。

  • 月3万円の積立:元本36万円 → 34.5万円(損益 -1.5万円)
  • 月5万円の積立:元本60万円 → 57.6万円(損益 -2.4万円)
  • 月10万円の積立:元本120万円 → 115.2万円(損益 -4.8万円)

ドルコスト平均法のおかげで、大幅下落の年でも損失は比較的小さい結果となりました。


現実シナリオ(2007年)

年間騰落率:+3.5%

金融危機直前の2007年をモデルにしたシナリオ。年間騰落率はプラスですが、積立投資では評価損益がわずかにマイナスになる場合もあります。

  • 月3万円の積立:元本36万円 → 35.9万円(損益 -0.5万円)
  • 月5万円の積立:元本60万円 → 59.8万円(損益 -0.2万円)
  • 月10万円の積立:元本120万円 → 119.7万円(損益 -0.3万円)

株価の上下動が小さい年では、積立投資の効果が薄れる傾向があります。


楽観シナリオ(2012年:欧州債務危機後の回復)

年間騰落率:+13.4%

欧州危機後の経済回復が進んだ2012年を再現したシナリオです。積立投資においても明確なリターンが得られました。

  • 月3万円の積立:元本36万円 → 40.5万円(損益 +4.5万円)
  • 月5万円の積立:元本60万円 → 67.6万円(損益 +7.6万円)
  • 月10万円の積立:元本120万円 → 135.3万円(損益 +15.3万円)

上昇相場での積立投資のパフォーマンスが確認できます。


超楽観シナリオ(1995年:ITバブル前の高成長期)

年間騰落率:+34.1%

1990年代後半のIT成長期をモデルにしたシナリオ。市場が一貫して上昇する年のリターンは驚異的です。

  • 月3万円の積立:元本36万円 → 43.5万円(損益 +7.5万円)
  • 月5万円の積立:元本60万円 → 72.5万円(損益 +12.5万円)
  • 月10万円の積立:元本120万円 → 145.1万円(損益 +25.1万円)

このような年には、積立投資だけでなく一括投資でも大きな利益が期待できることが分かります。


積立投資のポイント

  • 市場の暴落局面ではドルコスト平均法が有効:超悲観や悲観シナリオで見られる通り、積立投資は市場下落時のリスクを軽減します。
  • 年間騰落率より出口戦略が重要:現実シナリオでも触れた通り、積立投資では最終段階での株価が最も大事です。
  • 長期の視点で投資を続ける:リーマンショックやITバブル崩壊などの大事件も、長期で見れば一時的な下落に過ぎません。

まとめ

今回のシミュレーションでは、投資の金額と市況の違いによる成果の差を明確にしました。2025年の投資計画を立てる際の参考になれば幸いです。

焦らず、自分のペースで投資を続けることが、最終的な成功につながります。ぜひこの記事を参考に、積立投資を始めてみてください!

最後に:今後も投資に役立つ情報をお届けしますので、ぜひチャンネル登録をお願いします!

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