【VTI徹底解説】厚切りジェイソン氏もイチ押し!230万円の投資結果と今後の投資方針を解説!

ポートフォリオ

みなさん、こんにちは!YOUです。今回は「厚切りジェイソンしイチ押し!VTI徹底解説」というテーマでお話ししていきたいと思います。4年ほど前に大きく話題になった厚切りジェイソンさんの本でもおすすめされていたVTIという商品について詳しく解説していますので、ぜひ最後までご覧ください!

VTIとは?基本情報とその特徴

VTIの概要

VTIの正式名称は「バンガード・トータル・ストック・マーケットETF」です。このETFは、CRSP USトータル・マーケット・インデックスに連動した投資成果を目指しており、米国株式市場の投資可能銘柄のほぼ100%をカバーするという大きな特徴があります。VTIに投資することで、米国市場全体に分散投資できるというメリットが得られます。

ETFとは?

ETF(上場投資信託)とは、株式市場に上場されている投資信託のことです。ETFは特定の指数に連動するように設計されており、VTIの他にも日経平均やNASDAQに連動するETFが存在します。つまり、ETFを購入することで、その指数が表す市場全体に投資することができ、個別銘柄のリスクを分散しながら、広範な市場にアクセスすることが可能です。

CRSP US Total Market Indexとは?

VTIが連動するCRSP USトータル・マーケット・インデックスは、米国株式市場の動向を示す重要な指標です。CRSPとは「センターフォーリサーチインセキュリティプライシーズ」の略で、シカゴ大学の研究センターのひとつです。日本語では「シカゴ大学証券価格調査センター」と呼ばれ、米国株式市場の動向を反映する株価指数を開発しています。

CRSP USトータル・マーケット・インデックスの特徴

CRSP USトータル・マーケット・インデックスは、米国の投資可能な株式の100%を占めるインデックス指数で、大型株、中型株、小型株、さらにはマイクロキャップ株まで、3,500以上の銘柄で構成されています。このインデックスに連動するVTIは、米国株式市場全体を網羅する広範な投資対象となっており、個別銘柄への依存を避けながら、米国経済の成長を享受できるのが大きな魅力です。

VTIの運用会社:バンガード社の概要

バンガード社について

VTIの運用会社であるバンガード社は、1975年に設立された米国の運用会社で、ペンシルベニア州に本社を構えています。運用資産規模は9.3兆ドルに達し、全世界の資産運用会社の中で2番目に大きな規模を誇ります。バンガード社は、コストの低さと長期的な資産運用に適した商品ラインナップで知られています。

バンガード社とブラックロック社の違い

バンガード社は、低コストでの運用が特徴で、特に長期投資家に適しています。一方、世界一の資産運用会社であるブラックロック社は、幅広いアセットクラスと多様な投資戦略を提供しており、投資ニーズに応じた柔軟な選択が可能です。私自身は、インデックスファンドへの長期投資をコア戦略としており、バンガード社のETFを多く保有しています。

VTIの基本データ

次に、VTIの基本情報について詳しく見ていきましょう。

  • 現在の株価:273.11ドル(約4万円)
  • 純資産額:4190億ドル(約60兆円)
  • 設定日:2001年
  • 分配金利回り:1.34%
  • 経費率:0.03%

VTIの株価は約273ドル、一株あたり約4万円ほど必要です。また、純資産額は約60兆円と非常に大きな規模を誇り、日本でも人気のあるeMAXIS Slimオールカントリーの純資産額が約4兆円であることと比べると、その15倍の規模です。

経費率と分配金

VTIの経費率はわずか0.03%で、ETFの中でも最も低い水準です。また、VTIは年に4回の分配金が設定されており、利回りは1.34%となっています。VTIは主にキャピタルゲイン(売却益)を狙うETFですが、それでも年間約1万円の分配金が得られるのは投資家にとって嬉しいポイントです。

VTIの構成銘柄とセクター別比率

組み入れ銘柄上位TOP10

VTIの組み入れ銘柄上位10社には、Apple、Microsoft、Amazon、NVIDIAなど、誰もが知っている有名企業が並んでいます。最近では、イーライリリーの名前もよく聞かれるようになり、同社は研究開発に力を入れている米国の製薬会社で、健康分野での革新が期待されています。

セクター別比率

VTIのセクター別比率を見てみると、上位5つのセクターはテクノロジー、一般消費財、製造業、ヘルスケア、金融で、これらが全体の約80%を占めています。特にテクノロジーの比率が35%と高く、米国市場でのテクノロジー企業の影響力が強く反映されています。

VTIの過去のパフォーマンス

過去半年間の成績

VTIは過去半年で12.54%の上昇を記録しました。2024年の前半における米国市場の好調を反映しており、特にテクノロジーセクターが全体の成長を牽引したことが大きな要因です。

1年間の成績

1年間の騰落率は29.06%で、テクノロジー企業や成長株が市場全体を押し上げたことが反映されています。また、FRBのインフレ対策が功を奏し、株価の上昇をサポートしたと考えられます。

5年間の成績

5年間でVTIは101.85%の成長を見せ、2倍以上の上昇を遂げています。この長期的な成長は、米国株式市場の強固な基盤と、テクノロジーやヘルスケア、消費財セクターなどの持続的な成長が寄与した結果です。

設定来の成績

VTIは設定来で606.41%という驚異的な成長を遂げています。これは、VTIが長期間にわたり、米国株式市場全体の成長を反映し続けてきた結果です。特に大企業の成長が強く反映されており、米国経済全体の成長がこの高いパフォーマンスに寄与しています。

VTIと他のETFとの比較

VTI、VOO、VTの比較

VTIとS&P500指数に連動するVOO、全世界指数に連動するVTを比較すると、2024年の年初来リターンではVOOが最も成績が良く、次いでVTI、VTの順となっています。これは、米国市場が引き続き世界経済をリードしていることを示しています。

5年間のパフォーマンス比較

5年間のパフォーマンスを比較しても、VOO、VTI、VTの順で成績が良くなっていますが、どの銘柄も年率10%を超える成長を示しています。米国市場が牽引している状況ですが、今後の経済動向によっては全世界株が大きく上昇する可能性もあります。

VTIの運用状況と投資戦略

私のVTI運用結果

私は2020年からVTIに投資を始め、現在100株を保有しています。平均取得価額は23,266円で、投資金額は2,326,634円、時価評価額は4,009,825円、評価益は1,683,191円(評価益率72.34%)となっています。2022年には株価が下がりましたが、その後はしっかりと値上がりし、4年で160万円以上の利益を得ることができました。

分配金合計

税引き後の分配金合計は757.14ドル(約109,789円)です。VTIの分配金は高配当ETFと比べて多くはありませんが、それでも不労所得として安定的に収入を得られる点は大きな魅力です。

VTIの投資戦略

私は当面、VTIをホールドする予定です。その理由は以下の3つです。

  1. 広範な分散投資
    VTIは、米国の大型株、中型株、小型株を含む約3,674銘柄に投資しており、米国株式市場全体をカバーしています。これにより、個別銘柄やセクターのリスクを低減し、安定したリターンが期待できます。
  2. 超低コストの運用
    VTIの経費率は0.03%と、業界内でも最も低い水準です。低コスト運用は長期投資において大きなアドバンテージとなり、複利効果を最大限に活かすことができます。
  3. 過去の強固なパフォーマンス
    VTIは設定以来、一貫して安定したリターンを上げており、長期的な成長が期待できるETFです。広範な分散投資と低コスト運用により、リスクとリターンのバランスが取れた運用が実現されています。

VTIの注意点

ただし、VTIには注意すべき点もあります。米国市場に強く依存しているため、米国経済が低迷した場合、その影響を大きく受けるリスクがあります。また、テクノロジーセクターの比率が高いため、特定のセクターに依存したリスクも考慮する必要があります。市場全体に投資しているため、特定のセクターや地域の成長を狙いたい投資家には、物足りないと感じるかもしれません。

まとめ

今回は、厚切りジェイソンさんも推奨するVTIについて、基本情報から投資戦略まで詳しく解説しました。VTIは、長期的に安定したリターンを狙う投資家にとって魅力的な選択肢ですが、投資を検討する際には自身のリスク許容度や投資方針をよく考えて選ぶことが大切です。

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