はじめに
こんにちは、YOUです!
今回の記事では、S&P500とSCHDに毎月1万円ずつ投資を続けた場合、10年後にどれくらいの資産になるのかをシミュレーションしていきます。
最近、「SCHDが強すぎる」という動画を公開しましたが、今回はその続編のような形になります。基本的なETFの解説は割愛し、シミュレーション結果をメインに解説します。
結論から言うと…
- 長期的にリターンを最大化したいなら、S&P500一本の方が優位
- しかし、リスク分散や配当生活を楽しみたい人にはSCHDも魅力的
- 配当金を再投資するかしないかでも結果が大きく変わる
では、詳しく見ていきましょう!
シミュレーションの前提条件
まず、今回のシミュレーションの前提を整理します。
- 投資対象:S&P500(VOOをベース)とSCHD
- 投資額:各1万円(合計2万円)を毎月積立
- 投資期間:2015年3月〜2025年2月(10年間)
- 為替レート:1ドル=130円で固定
- 分配金(配当金):
- 「再投資なし」と「再投資あり」の2パターンを計算
この10年間には、2020年のコロナショックや2022年の下落相場が含まれており、実際の市場変動を反映したシミュレーションとなっています。
分配金「再投資なし」の場合
1. SCHDのシミュレーション結果
SCHDのシミュレーション結果は以下の通りです。
日付 | 株価(ドル) | 購入金額 | 購入口数 | 時価評価額 | 累計口数 |
---|---|---|---|---|---|
2015/3 | 13.53 | ¥10,000 | 5.69 | ¥10,000 | – |
2016/1 | 12.69 | ¥10,000 | 6.06 | ¥108,440 | 66 |
2025/2 | 27.54 | ¥10,000 | 2.79 | ¥1,787,975 | 499 |
- 累計投資額:120万円
- 最終時価評価額:178万円
- 10年間の含み益:+58万円
- 累計配当金:79.4万円
ポイント
- 投資開始後1年以内と、2020年4月のみ元本割れ
- それ以降は常にプラスの状態
- 安く買える時期に多くの口数を仕込めるのが重要
2. S&P500のシミュレーション結果
次に、S&P500(VOO)の場合です。
日付 | 株価(ドル) | 購入金額 | 購入口数 | 時価評価額 | 累計口数 |
---|---|---|---|---|---|
2015/3 | 193 | ¥10,000 | 0.40 | ¥10,000 | – |
2016/1 | 184 | ¥10,000 | 0.42 | ¥107,427 | 4.50 |
2025/2 | 545 | ¥10,000 | 0.14 | ¥2,322,912 | 32.79 |
- 累計投資額:120万円
- 最終時価評価額:232万円
- 10年間の含み益:+112万円
ポイント
- 2020年のコロナショックでも元本割れなし!
- 2025年2月時点でS&P500の評価額はSCHDよりも高い
- 長期的な成長を狙うならやはりS&P500が強い
3. 分配金「再投資なし」の結果まとめ
投資元本 | SCHD (配当再投資なし) | S&P500 (配当再投資なし) |
---|---|---|
240万円 | 178万円 + 配当79.4万円 = 257万円 | 232万円 |
- トータルリターン
- S&P500:232万円
- SCHD:時価178万円 + 配当79.4万円 = 257万円
SCHDは配当金がある分、トータルリターンではS&P500とほぼ同等の結果に!
分配金「再投資あり」の場合
では、配当金を再投資したらどうなるでしょうか?
1. SCHDのシミュレーション結果
再投資した場合、SCHDは以下のようになります。
日付 | 株価(ドル) | 購入金額 | 購入口数 | 時価評価額 | 累計口数 | 再投資分口数 |
---|---|---|---|---|---|---|
2015/3 | 13.53 | ¥10,000 | 5.69 | ¥10,199 | 5.8 | 0.11 |
2025/2 | 27.54 | ¥10,000 | 2.79 | ¥2,772,033 | 774 | – |
- 累計投資額:120万円
- 最終時価評価額:277万円
- 10年間の増加額:+157万円
- 2024年の利回りは19.6%!
2. S&P500のシミュレーション結果
S&P500の時価評価額は再投資なしと変わらず232万円。
3. 分配金「再投資あり」の結果まとめ
投資元本 | SCHD (配当再投資あり) | S&P500 (配当再投資あり) |
---|---|---|
240万円 | 277万円 | 232万円 |
- 再投資することで、SCHDの評価額がS&P500を超える結果に!
- 再投資による複利の効果は絶大
まとめ
結果比較
投資元本 | トータルリターン(再投資なし) | トータルリターン(再投資あり) |
---|---|---|
240万円 | SCHD:257万円 / S&P500:232万円 | SCHD:277万円 / S&P500:232万円 |
- S&P500は元本割れリスクが低く、長期リターンが安定
- SCHDは配当金が魅力で、再投資するとS&P500を超える可能性も!
結論
- 安定成長を狙うならS&P500
- 配当金を活用したいならSCHD
- 再投資するならSCHDの優位性が高まる
あなたの投資スタイルに合わせて、ぜひ参考にしてみてください!