はじめに
こんにちは!YOUです。
今回は、2025年2月の「投資信託ランキング(資金流入額)」を基に、注目の投資信託を紹介していきます。
株式投資初心者の方には、どのファンドを選べばよいのかのヒントになり、すでに投資をされている方には最新トレンドがわかる内容となっています。
では、早速ランキングを見ていきましょう!
2025年2月 投資信託 資金流入額ランキング TOP10
※データ出典:QUICK資産運用研究所
順位 | ファンド名 | 資金流入額 (億円) | 購入時手数料 (%) | 実質信託報酬 (%) | 前回順位 |
---|---|---|---|---|---|
1 | eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) | 1859.38 | 0 | 0.0814 | 変動なし |
2 | eMAXIS Slim 全世界株式(オール) | 1794.33 | 0 | 0.05775 | 変動なし |
3 | A・バーンスタイン 米国成長株投信D | 956.14 | 3.3 | 1.727 | ⬆前回4位 |
4 | マッコーリー・プライベートインフラファンド | 851.41 | 3.3 | 2.68 | NEW |
5 | 世界厳選株式オープン(為替Hなし)(毎月) | 723.69 | 3.3 | 1.903 | ⬆前回6位 |
6 | グロース・オポチュニティD(毎月・予・H無) | 423.48 | 3.3 | 1.6445 | ⬆前回10位 |
7 | 日経225ノーロードオープン | 365.23 | 0 | 0.55 | NEW |
8 | iFreeNEXT FANG+インデックス | 331.64 | 0 | 0.7755 | ⬇前回3位 |
9 | A・バーンスタイン 米国成長株投信B | 315.88 | 3.3 | 1.727 | NEW |
10 | 楽天・プラス S&P500インデックス・F | 293.95 | 0 | 0.07 | ⬇前回5位 |
S&P500や全世界株式(オールカントリー)が引き続き上位にランクイン。初心者の方にとっても安定した選択肢になりやすいファンドですね。
また、毎月分配型のファンドが上位に入ってきているのも最近のトレンドです。リタイア世代には収益を定期的に受け取る選択肢として人気があります。
今月の注目ファンド:野村マッコーリー・プライベート・インフラ・ファンド
今回、特に注目したいのは 「野村マッコーリー・プライベート・インフラ・ファンド」 です。
基本情報
- 資金流入額:851億円
- 純資産額:839億円
- NISA対象外
- 購入時手数料:3.3%
- 実質信託報酬:2.68%(手数料が高め)
- 設定日:2025年2月21日(1ヶ月前に新規設定)
- 償還日:2035年(10年限定ファンド)
このファンドは 「先進国の非上場のインフラ関連企業」 に投資する点が大きな特徴です。
通常、投資信託は上場企業の株式や債券に投資しますが、このファンドは未公開のインフラ企業に投資している点がユニークです。
マッコーリーとは?
「マッコーリー(Macquarie)」とは、オーストラリアに本社を置く世界的な金融グループで、特に インフラ投資の分野で圧倒的な存在感 を持っています。
プライベートインフラ投資においては、ブラックロックやバンガードのような大手と並ぶ世界的プレイヤーです。
投資対象のインフラ事業とは?
- 道路・鉄道
- データセンター
- ヘルスケア施設
- 水道・電力などの公益事業
インフラ事業は 生活に欠かせないため、景気の影響を受けにくく、安定した収益を期待できる という特徴があります。
このファンドのメリット・デメリット
✅ メリット
- 安定したインフラ収益:景気変動に強く、安定した収益が期待できる。
- 未公開企業に投資できる:通常、個人投資家がアクセスできないプライベートインフラ企業へ投資できる。
- 長期投資向けの設計:償還期間が2035年までと長期的な視点で運用。
❌ デメリット
- 手数料が高い:購入時手数料3.3%、実質信託報酬2.68%は、一般的なインデックスファンドと比較すると非常に高額。
- 流動性が低い:月末に注文がまとまり、約定まで29営業日かかるため、購入から実際に保有できるまで 約2ヶ月のタイムラグ が発生。
- ハイリスク:未公開企業への投資は情報が少なく、リスクが高い。成功報酬型の仕組みもあり、運用会社側に有利な設計。
まとめ:このファンドは買いなのか?
初心者にはおすすめしない ファンドです。
理由は、
✔ 高額な手数料
✔ 流動性の低さ
✔ ハイリスクな非上場企業投資
ただし、 長期で資産を増やしたい上級者や、余剰資金のある投資家には面白い選択肢 になり得ます。
一方で、安定した資産形成を目指すなら 「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」や「全世界株式(オール)」のような低コストインデックスファンドが無難 でしょう。
結論:超上級者向けのファンド。初心者は手を出さない方が無難!
今後の展望と投資戦略
株式市場が変動する中でも、長期で成長が見込める投資対象を選ぶことが重要です。
特に、S&P500や全世界株式は コア資産 として安定感があり、今後も有力な選択肢です。
今後も投資信託の動向を追い、皆さんに有益な情報をお届けしていきます!
ぜひ参考にしてみてください!