変動金利は今後どうなる?住宅ローン金利上昇に備える具体的な対策!

節約術

はじめに

こんにちは、皆さん!

住宅ローンの金利が上がるかもしれないというニュースを見て、不安に感じている方も多いのではないでしょうか?

低金利で人気を集めてきた変動型住宅ローンの金利が、多くの銀行で上がる可能性が高まっています。

この記事では、今後の金利上昇に備えてどのような対策を取るべきかを詳しく解説していきます!

金利上昇の背景

まず、なぜ住宅ローンの金利が上がる可能性があるのでしょうか?

その背景には、日銀の利上げがあります。

日銀は、物価や賃金の上昇を見極めて、今年の秋までに追加の利上げを決める可能性が高いとされています。

日銀の金融政策決定会合は、7月、9月、10月に予定されています。

特に9月と10月の会合で利上げが決まる可能性が高いと予想されています。

これに伴い、短期プライムレート(短期の貸出金利の基準)が引き上げられる見込みであり、これに連動する変動ローンの基準金利も上がる可能性があります。

利上げのタイミングとその影響

具体的な利上げのタイミングはまだ不明ですが、仮に日銀が利上げを行った場合、その影響は新規の借入者だけでなく、既にローンを借りている方にも及びます。]

しかし、既に借りている人の返済負担がすぐに増えるわけではありません。

多くの銀行では、金利見直しを4月と10月に行い、その適用はそれぞれ7月と翌年1月になるケースが多いです。

例えば、日銀が7月末に利上げを決めた場合、実際に返済に影響が出るのは2025年1月からです。

また、多くの銀行では、毎月の返済額を5年間は変えないルールを採用しています。

これにより、金利が上がっても返済額自体はすぐには変わりません。

ただし、利息部分の比率が上がるため、元本が減りにくくなる点には注意が必要です。

住宅ローン減税の効果

住宅ローンを利用している多くの方が受けている住宅ローン減税も、利上げの影響を和らげる一助となります。

この制度により、年末のローン残高の一定比率を本来の納税額から差し引くことができます。

現在の控除率は0.7%で、これを上回る金利上昇がない限り、実質的なマイナス金利が維持されるため、税金が減る分が利息を上回ることになります。

変動金利と固定金利の比較

金利が上昇する場合、変動金利と固定金利のどちらが得かという点も気になります。

現在の35年固定型ローンの金利は1.8〜1.9%程度であり、変動型との金利差は1.4〜1.5%程度です。

市場の多数派予想では、日銀の政策金利のピークは1%程度とされており、この場合、固定金利との差が埋まるほどの変動金利の上昇は見込まれません。

したがって、変動金利で借りた方が得であると考えられます。

ただし、日銀の中立金利の推計値には一定の誤差があるため、将来的にさらに利上げが行われる可能性も考慮する必要があります。

2.5%までの利上げが行われる場合、固定金利で借りておいた方が得という状況になるかもしれません。

※参考 三井住友銀行住宅ローン金利 https://www.smbc.co.jp/kojin/jutaku_loan/kinri/

金利上昇に備える具体的な方法

金利が上がることを前提に、どのように備えるべきでしょうか?

金利が上昇する世界に適応するための具体的な方法を以下に詳しく示します。

  1. 返済計画の見直し
     金利が上がる前に、返済計画を見直し、繰り上げ返済を検討しましょう。金利が低いうちに元本を減らしておくことで、将来の返済負担を軽減できます。特に、ボーナス時に繰り上げ返済を行うと効果的です。例えば、年間50万円を繰り上げ返済すると、総返済額を大幅に減らすことができます。
  2. 固定金利への変更
     変動金利から固定金利への変更を検討するのも一つの方法です。将来の金利上昇リスクを避けるためには、固定金利のローンに切り替えることで、返済額を一定に保つことができます。例えば、現在の変動金利が0.5%である場合、1.5%の固定金利に変更することで、金利上昇リスクを回避できます。
  3. 貯蓄と投資のバランス
     金利が上がることで、貯蓄の利息が増える一方で、ローンの利息も増えます。貯蓄と投資のバランスを見直し、リスク分散を図ることが重要です。具体的には、毎月の返済額との差額をインデックス投資に回すことで、将来のリスクに備えることができます。例えば、毎月の返済額が14万円で、変動金利が0.5%の場合、余剰資金を年率4%のインデックス投資に回すことで、リスクを分散できます。
  4. 生活費の見直し
     家計の見直しを行い、無駄な出費を削減することで、金利上昇による負担増を軽減できます。特に、固定費の削減を中心に見直すことが効果的です。具体的には、電気代やガス代などの光熱費を見直し、節約することで、毎月の支出を抑えることができます。例えば、月々の光熱費を1万円削減することで、年間で12万円の節約が可能です。
  5. 専門家のアドバイスを受ける
     金融機関やファイナンシャルプランナーに相談し、金利上昇に備えた具体的な対策を検討しましょう。専門家のアドバイスを受けることで、より適切な判断ができます。具体的には、金融機関のローン相談窓口やファイナンシャルプランナーとの面談を通じて、自分に最適な返済計画を立てることが重要です。

筆者の経験

筆者自身も約5000万円の住宅ローンを変動金利で借りており、毎月の返済額は約14万円です。

金利が上がることに対して非常に不安を感じていますが、当面は現在の変動金利から変える予定はありません。

筆者はインデックス投資で資産を増やしており。もし仮に変動金利が4%以上になる場合は早期繰り上げ返済を検討するつもりです。(まずないと思いますが・・!)

まとめ

住宅ローンの金利上昇が現実味を帯びてきていますが、冷静に対策を取ることで、その影響を最小限に抑えることができます。

金利上昇の背景やその影響を理解し、具体的な対策を講じることが重要です。

この記事で紹介した方法を参考に、自分に最適な備えを進めてください。これからも明るく前向きに、賢く対策を取っていきましょう!

この記事が皆さんの役に立ち、安心して住宅ローンを返済できる一助となれば幸いです。応援しています!

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