はじめに
みなさん、こんにちは!
今回は、最近話題の「レバナス」に投資すれば一気に資産が増えるのか、そのメリットとデメリット、そして購入前の注意点について詳しく解説します。
レバナスとは、米ナスダック100指数に対してレバレッジをかけ、指数の倍の値動きを目指す投資信託のことです。
高リスク・高リターンの投資先として注目されている一方で、そのリスクを理解し、適切な戦略を持つことが重要です。
資産を増やしたい方やレバナスに興味を持っている方に向けて、優しく分かりやすくお伝えしますので、ぜひ最後までお読みくださいね!
米株投資の選択肢の広がり
国内の個人による米株投資の選択肢が広がっています。
今年から始まった新NISA(少額投資非課税制度)を背景に、米主要株価指数に連動した低コストのインデックス型投信が人気を集めています。
さらに、新NISAの投資対象外でも、様々な趣向をこらして高いリターンを狙う「変わり種」が増えています。
レバナスの魅力
レバナスの最大の魅力は、その高リターンを狙える点です。
例えば、米ナスダック100指数が10%上昇すれば、レバナスはその倍の20%のリターンを狙うことができます。
これにより、短期間で大きな資産増加を目指すことができます。
具体例
具体的には、「iFreeレバレッジNASDAQ100」や「iFreeレバレッジS&P500」などが代表的なレバナス商品です。
これらの投信は、特定の指数の値動きに対して2倍のリターンを目指す設計になっています。
また、米エヌビディアのブルベア型ETF(上場投資信託)も注目されています。
松井証券のシニアマーケットアナリストは「今は米エヌビディアのブルベア型のETFが盛り上がっていますね」と述べています。
エヌビディア株に対して2倍やマイナス1倍の値動きを狙う「Direxion デイリー NVDIA株 ブル2倍 ETF」「ベア1倍 ETF」も取り扱いが開始され、株価上昇に照準を合わせたブル型が特に人気です。
レバナスのメリット・デメリット
レバナスには多くの魅力がありますが、その一方でリスクも大きいです。ここでは、レバナスのメリットとデメリットを表形式で見てみましょう。
メリット | デメリット |
---|---|
高リターンを狙える | 高リスクで損失も倍になる |
短期間で大きな利益を期待できる | 長期保有には向かない |
米ナスダック100指数に連動 | 市場の動向を常にチェックする必要がある |
新NISAを活用できる | 日々の値動きが荒くなることがある |
レバナス投資の注意点
レバナスに投資する際には、以下の注意点を押さえておきましょう。
これらのポイントを守ることで、リスクを軽減しながら投資を楽しむことができます。
注意点 | 説明 |
---|---|
短期投資向き | レバナスは長期保有には向きません。短期間で利益を確定する戦略が必要です。 |
余剰資金で投資 | 高リスクなため、生活費や緊急資金を投資に回さないようにしましょう。 |
相場の動向をチェック | 常に市場の動向を確認し、適切なタイミングで売買することが重要です。 |
リスク分散 | 資金の一部をリスクの低い資産に分散してリスクを軽減しましょう。 |
レバナスの具体的な投資商品紹介
ここでは、具体的なレバナス投資商品をいくつか紹介します。
1. iFreeレバレッジNASDAQ100
この投資信託は、米ナスダック100指数の2倍の値動きを目指します。高リスク・高リターンの商品として、多くの投資家に支持されています。
2. iFreeレバレッジS&P500
米S&P500種株価指数の2倍の値動きを目指す投資信託です。ナスダック100指数に比べてややリスクが低いですが、依然として高リターンを狙えます。
3. Direxion デイリー NVDIA株 ブル2倍 ETF
エヌビディアの株価に連動し、その2倍の値動きを目指すETFです。ハイテク銘柄に投資したい方におすすめです。
4. Direxion デイリー NVDIA株 ベア1倍 ETF
エヌビディアの株価が下落する際に利益を得ることができるETFです。逆張り投資を考えている方に適しています。
高収益を求める多様化した投資先
高収益を求めて投資先を選ぶ動きは多様化しています。
『レバナス』に集約していた熱量が、投資対象の種類が増えたことで分散が進んでいる、と指摘している人もいます。
レバナスとはかつて人気を博したハイリスク・ハイリターン型の投信で、ハイテク株比率が高い米ナスダック100指数に対して2倍の値動きを目指すものです。
現在では、米S&P500種株価指数や米巨大IT銘柄で構成される指数などをベースに、レバナスと同様にテコの原理で利益を積み上げていくレバレッジ型投信が多数登場しています。
エヌビディア以外にも、アップルやテスラなど米大手ハイテク銘柄のブルベア型もあります。
レバナス投資の市場動向
「iFreeレバレッジ NASDAQ100」は今年に入って資金流出が資金流入を上回り、利益確定の売りが進んでいます。
しかし、一定程度の買い付けは続いており、auアセットマネジメントは「auAMレバレッジNASDAQ100為替ヘッジ無し」の運用を新たに開始予定です。
SNSでのドルベースのリターンに対する要望も強く、レバナス民の勢力は健在です。
レバナス民は2022年にナスダック指数の下落で損失を被りました。
レバレッジ型は予想が外れると損失が大きくなるため、米個別銘柄のブル型に投資する人々も同様のリスクにさらされています。
新NISAによる「コツコツ投資」が広がる一方で、ハイリスク・ハイリターンを好む投資家も依然として多く、そのニーズに応える商品が続々登場しています。
レバナス投資シミュレーション
最後に、レバナス投資のシミュレーションを行ってみましょう。
ここでは、2020年に100万円を一括投資した場合のシミュレーションを示します。
初期投資額:100万円
年 | ナスダック100指数の年間リターン | レバナスのリターン | 資産額 |
---|---|---|---|
2020年 | +48% | +96% | 1,960,000円 |
2021年 | +26% | +52% | 2,979,200円 |
2022年 | -33% | -66% | 1,012,928円 |
2023年 | +40% | +80% | 1,822,070円 |
2020年と2021年は非常に高いリターンを得ることができましたが、2022年には大きな損失を被っています。
2023年に再び回復しましたが、長期保有によるリスクが顕著に表れています。
まとめ
今回は、レバナスに投資すれば一気に資産が増えるのか、そのメリットとデメリット、注意点についてお話ししました。
レバナスは高リスク・高リターンの投資商品であり、適切な戦略とリスク管理が重要です。
投資を始める際は、自分のリスク許容度を理解し、余剰資金で短期的な運用を行うことをおすすめします。
投資は自己責任で行うことを忘れずに、楽しく賢く運用していきましょう!
それでは、また次回の記事でお会いしましょう!